新品種の親にもなっているインド原産柑橘!
「ポンカン」は、インドのスンタラ地方原産の古くから親しまれてきた柑橘です。
現在では、東南アジア諸国や中国南部、台湾南部、ブラジルの一部、そして日本など、世界各地で広く栽培されています。
日本へは、明治29年に中国から台湾を経由して鹿児島に伝来しました。
「ポンカン」の名の由来は、インド西部の地名「Poona(プーナ)」の「ポン」と、柑橘の「柑(カン)」を組み合わせたものとされています。
南国風の独特な甘い風味と甘み!
房(ふさ)は薄くてやわらかく、そのままお召し上がりいただけます。
果肉はプリプリとした食感で、南国を思わせるような独特の芳香も魅力のひとつ。
甘みが強く、ほどよい酸味がアクセントになった、濃厚な味わいです。
その優れた特性から、多くの新品種の“親”としても知られており、甘平、デコタンゴール(不知火)、はるみ、陽香、はれやか、サザンレッド、早香、せとみ、南津海などは、ポンカンをルーツに持っています。