温州みかんの甘さや食べやすさと、オレンジ類の優れた香りや果肉の質を併せ持つ品種を目指して育成された、国産初のタンゴール品種です。非常に優れた品種であることから、清見タンゴールを親として様々な新品種が誕生しています。

ふわふわの白皮ごとカットしてパクッ！
甘酸っぱい爽やかな果汁が、口の中に溢れ出します。

ニューサマーオレンジは、果肉と一緒に果肉の周りにある白いわたの部分（アルベド）を食べるという特徴のある柑橘です。白いわたの部分には苦味はなく、ほのかな甘みがあります。

とろっと柔らかな黄色い果肉は果汁がたっぷりで爽やかな酸味があり、甘みのあるふわふわとした白いわたと一緒に食べることでバランスが取れ、他の柑橘にはない食感や味わいが楽しめます。

口の中にスーッと清涼感が広がる甘酸っぱい果汁は、気温が上がってくる初夏にぴったりの涼やかな余韻を残します。

外側の黄色い皮だけりんごのようにくるくると薄くスライスし、白いふわふわの内皮は残して、白い内皮ごとブロック状にカットしてお召し上がりください。

お好みではちみつや砂糖をかけてもおいしくお召し上がりいただけます。地方によっては醤油をかけることもあります。果肉と白いわたの絶妙な食感と相まって、今までにない不思議なおいしさを楽しむことができます。

カラマンダリンは、４月～6月頃には他にはない、手で皮をむいて房ごと食べられる柑橘として人気があります。

深みのあるオレンジ色の果肉は、とろっと柔らかくて甘みが強く、冬場のみかんよりも少し酸味があり、とても濃厚な味わいをしています。

しゃきしゃきとした内皮は、口の中に残らず、房ごとお召し上がりいただけますが、種が少し多いのでお気を付けください。

さっぱりとした食味で、爽快な香り漂う果汁がたっぷりと溢れ出す河内晩柑（かわちばんかん）。
その果汁の多さから別名ジューシーオレンジとも呼ばれます。

河内晩柑は長く木に成らせておける品種なので、時期によって味わいが変化するのが特徴。5月頃までは滴る果汁の爽快なジューシー感を、6月以降は適度に水分が抜けたプリプリとした果肉を楽しむことができます。

この時期にお届けする「木成り河内晩柑」は、樹上でじっくりと成らして完熟させているので、春先のものに比べると果汁は少なめですが、その分酸味が抜け、うまみがギュッと濃縮されているのが特徴です。

樹上で長く育成している分、手間と時間がかかっているため、生産量は非常に限られています。

河内晩柑は、熊本県飽詫郡河内町で発見された、文旦の血を引くとされる香り豊かな黄色の柑橘です。発祥の地の名前（河内町）と、収穫時期が遅い柑橘（晩生）であることから、河内晩柑と名付けられました。

河内晩柑は、栽培している産地や出荷元、生産者などにより、様々な名称で呼ばれています。美生柑・愛南ゴールド・宇和ゴールド・ジューシーオレンジ・天草晩柑・サウスオレンジ・夏文旦などがその一例です。品種はいずれも同じ河内晩柑です。