※のま果樹園の独自基準によります。
基本情報
| 商品名 | 媛小春 |
|---|---|
| 商品名ヨミ | ヒメコハル |
| 別名 | |
| 別名ヨミ | |
| 品種名 | 媛小春 |
| 系統名 | 愛媛32号 |
| 命名登録年月日 | |
| 命名登録番号 | |
| 品種登録年月日 | 2008年10月16日 |
| 品種登録番号 | 17067 |
| 交雑年 | 1994年 |
| 育成機関名 | 愛媛県 農林水産研究所 果樹研究センター みかん研究所 |
食品成分(100gあたり)/媛小春
| エネルギー | 未測定 | 炭水化物 | 未測定 |
|---|---|---|---|
| 水分 | 未測定 | 灰分 | 未測定 |
| たんぱく質 | 未測定 | ナトリウム | 未測定 |
| 脂質 | 未測定 |
エピソード(生い立ち・歴史)
「愛媛新柑橘3兄弟」として期待される品種
媛小春(ひめこはる)は、清見タンゴールと黄金柑を交配して育成された愛媛県オリジナル品種です。
近年の食の多様化に伴って消費者に求められるようになった、①皮がむきやすいこと、②種がない(少ない)こと、③じょうのう(内皮)ごと食べられることを目指して作られました。
媛小春と同じく、愛媛県のオリジナル品種である媛まどんな(愛媛果試第28号)、甘平と共に、「愛媛新柑橘3兄弟」として期待されている新品種です。
| 平成6年(1994年) | 「清見タンゴール」に「黄金柑」の花粉を交配 |
|---|---|
| 平成9年(1997年) | 温州ミカンに高接ぎ |
| 平成11年(1999年) | 二次選抜 系統名「愛媛32号」 |
| 平成15年(2003年) | 現地適応性試験開始 |
| 平成19年(2007年) | 種苗法に基づく品種登録申請 |
| 平成20年(2008年) | 品種登録 |
媛小春のここがオススメ!
黄色い見た目と甘さとのギャップに驚く
媛小春は、親品種の黄金柑からは独特なフルーティーな香りと濃い甘さ、清見タンゴールからはジューシーですっきりした後口を受け継いでいます。濃厚さと爽やかさが両立したこの味わいは、他の柑橘には見当たりません。
黄色い見た目にもかかわらず酸味は少なく、見た目とのギャップに驚かされます。少しごわごわとした外皮をしていますが、簡単に手でむくことができ、房ごとそのまま食べられるのも特徴です。
媛小春ってどんな柑橘?

早春に収穫される愛らしい見た目の果実から「媛小春」と命名されました。
その名の通り1月下旬から3月上旬頃に流通しますが、まだまだ生産量が少なく、希少な品種です。同じ愛媛県オリジナル品種の媛まどんなが年間4,266トン、甘平が2,490トンであるのに比べ、媛小春は僅か18トンしか収穫されていません。(データは2021年産)
とてもおいしいのになかなかお目にかかれないため、毎年出荷を待ちわびる熱烈なファンの方が多い品種です。
媛小春の召し上がり方
手で皮をむいて房ごとパクッと

外皮は柔らかく手で簡単にむくことができます。内皮は若干厚みがありますが、違和感なくそのままお召し上がりいただけます。多くはありませんが、まれに種が混じることがあるので気をつけましょう。



