せとか

せとか
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柑橘データ
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※のま果樹園の独自基準によります。

基本情報

商品名 せとか
商品名ヨミセトカ
別名
別名ヨミ
品種名 せとか
系統名 口之津19号
命名登録年月日 1998年8月21日
命名登録番号 タンゴール農林8号
品種登録年月日 2001年10月18日 
品種登録番号 9398
交雑年 1984年 
育成機関名 果樹試験場口之津支場(現:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 口之津カンキツ研究試験地)

食品成分(100gあたり)/せとか

エネルギー 56kcal 炭水化物 12.9g
水分 85.8g 灰分 0.3g
たんぱく質 1.0g ナトリウム 1mg
脂質 0.1g    

(出典:のま果樹園/株式会社環境研究センターにて計量)

エピソード(生い立ち・歴史)

平成生まれの大人気品種

せとかは、清見アンコールを掛け合わせたもの(口之津37号)に、更にマーコットを掛けて育成され、平成10年(2001年)に品種登録された柑橘です。

清見は宮川早生とトロビタオレンジを掛け合わせたもの、アンコールはキングと地中海マンダリンを掛け合わせたもの、マーコットは起源は明らかではありませんが、アメリカで育成されたみかん類とオレンジ類の交雑種です。せとかは、それぞれの品種の長所を活かした、究極の柑橘といえます。(系統図参照

アメリカで生まれたアンコールやマーコットは高糖度で高品質なものの、その優れた特性を日本の露地栽培では十分に発揮できないため、日本でも露地栽培ができ、アンコールやマーコットよりも早熟で種がなく、高糖度な品種を目指して育成されました。

昭和59年(1984)清見」×「アンコール」の育成系統No.2(口之津37号)に「マーコット」の花粉を交配
昭和61年(1986)温州みかんに高接ぎ
平成元年(1989)初結実
平成3年(1991)「口之津19号」の系統名が付けられ試験が行われる
平成10年(1998)せとか」と命名され、「タンゴール農林8号」として登録される
平成13年(2001)品種登録

せとかのここがオススメ!

濃厚な甘みが詰まった「柑橘の大トロ」

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せとかは、その濃厚なコクと甘味から「柑橘の大トロ」とも呼ばれます。極薄の皮の中にはアンコール譲りの甘い香りに、たっぷりの甘い果汁、やわらかくとろ~りとろける果肉がいっぱいに詰まっています。

清見からはプルプル感を、アンコールからはとろける甘さを、マーコットからは食べやすさを、掛け合わせによってそれぞれから良いところを受け継いだ、超優良品種と言えるでしょう。甘み・食感・ジューシーさなど、全てにおいて最高峰と言うべき完成度の極上品です。

せとかってどんな柑橘?

味も見た目も極上の一級品

せとか」という品種名は、育成地の長崎県口之津町から望む「早崎瀬戸」という地名と、瀬戸内地方での栽培が期待されること、またとても香りが良いことから名付けられました。その名の通り瀬戸内地方で多く栽培されており、収穫量は愛媛県が全国の約7割近くを占めています(令和3年産)。

食味がとてもいいだけでなく、果皮はきめ細かくつるつるとしており、カットした時の断面はとても薄い外皮に濃いオレンジ色の果肉がギュッと詰まっているなど、見た目もとても美しいことが特徴です。

清見アンコールを掛け合わせたものの系統違い(No.5)にマーコットを掛け合わせて生まれた「麗紅(れいこう)」はせとかの姉妹品種として知られています。

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せとかの召し上がり方

手でむくもよし、カットするもよし

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外皮は柔らかく手で簡単にむくことができますが、薄すぎてむきにくい場合はナイフでくし形にカットするとよいでしょう。内皮は非常に薄く、そのまま食べても全く気になりません。

どちらでもお好みの方法で構いませんが、くし形にカットした時の舌触りの方が果肉の大トロ感を感じられるかもしれません。

くし形カットの作り方

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