※のま果樹園の独自基準によります。
基本情報
商品名 | 西之香 |
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商品名ヨミ | ニシノカオリ |
別名 | 西香・西の香 |
別名ヨミ | ニシノカオリ |
品種名 | 西之香 Nishinokaori(にしのかおり) |
系統名 | 口之津20号 |
命名登録年月日 | 1997年8月19日 |
命名登録番号 | タンゴール農林7号 |
品種登録年月日 | 2000年12月22日 |
品種登録番号 | 8557 |
交雑年 | 1966年 |
育成機関名 | 果樹試験場口之津支場(現:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 口之津カンキツ研究試験地) |
食品成分(100gあたり)/西之香
エネルギー | 56kcal | 炭水化物 | 13.0g |
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水分 | 85.5g | 灰分 | 0.4g |
たんぱく質 | 1.1g | ナトリウム | 1mg |
脂質 | 0.1g |
(出典:のま果樹園/株式会社環境研究センターにて計量)
エピソード(生い立ち・歴史)
品質の良さが認められて誕生
西之香は、清見にトロビタオレンジを交配して、農業・食品産業技術総合研究機構の口之津支場で育成された品種です。
露地栽培で、かつ厳寒期より前の1月までに収穫できる品種を目指して、品質に優れた清見と、オレンジ類の中では早熟なトロビタオレンジが親品種として選ばれました。
当初は中間母本(※)として利用されていましたが、果実の品質がいいことから実用性があると判断され、一般にも流通するに至りました。
※中間母本とは、優れた遺伝的特性を持つため、品種開発の親品種として用いられる品種や系統のことです。
昭和41年(1966) | 「清見」に「トロビタオレンジ」を交配 |
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昭和56年(1981) | 初結実 |
昭和57年(1982) | 一次選抜を行い中間母本として利用 |
平成4年(1992) | 「口之津20号」の系統名が付けられ試験が行われる |
平成9年(1997) | 「西之香」と命名され、「タンゴール農林7号」として登録・公表される |
平成12年(2000) | 品種登録 |
西之香のここがオススメ!
果汁たっぷりの柔らかな果肉
西之香ってどんな柑橘?
優良な特性で人気品種の親に
西日本の比較的乾燥する地域が栽培に適していることと、果実の持つオレンジのような香りにちなんで、西之香と名付けられました。
その名の通り、栽培されているのは広島県が中心ですが、非常に少ないため市場に出回る量はごくわずかです。
優れた特性のため、優良な新品種を生み出しており、西之香とポンカンの交配で誕生した品種に甘平や佐賀果試35号(にじゅうまる)などがあります。
西之香の召し上がり方
むきやすくて食べやすい
外皮は比較的簡単に手でむくことができます。少し硬くてむきにくい場合は、くし形にカットするのがおすすめです。